銃砲という武器のおもしろさ

今日の「なんでも鑑定団」に箭銃(せんじゅう)という銃が出てきました。(鑑定額は200万円!)一見すると変わった火縄銃?みたいなものだったんですが、少量の火薬で数本の矢を発射する武器だそうです。「箭」は矢のこと。元は明だか朝鮮だけど鑑定品は銃床が日本製。へ〜面白いなぁ、三木ヱ門が見たらどういうリアクションするかなぁ(むしろ持ってるかなぁ)と興味津々に初めて聞くような目で見ていたんですが途中でふと気付きました。これ学校で習ったような・・・?
それでノートを引っ張り出して見たら書いてありましたよ、ちゃんと絵入りで。完全に「習ってないからわかりませーん(by忍たま3人組)」の状態だったわ・・・。鑑定品解説に出てきた豊臣秀吉の文禄慶長の役とか三穴銃筒のことも書いてあるし真面目に勉強してたんだかしてなかったんだか。箭銃は明から伝わったそうだけどああいう形状のものはだいたい朝鮮製らしいですね。
大砲と臼砲(きゅうほう)の違いについても書いてありました。ノートによると、一般的な大砲と臼砲では砲弾の軌道が違うらしい。大砲の砲弾は砲口からほぼ真っ直ぐに飛ばすが、臼砲では大きく山なりに飛ばす。大砲は城の塀などを破壊するのに有効ですが、対して臼砲は高い塀を越えて攻撃するのに使われる訳ですね。「大砲の威力」の基準は「砲弾がどれくらい地面にめり込むか」だそうです。
ちなみに大砲には「大筒」「大鉄砲」「石火矢」など複数の呼び方がありますが、それらの違いは

「大鉄砲」は火縄式鉄砲の大型のものを指し、「大筒」は火挟みがなく、天辺の火皿に指火で点火したものをいい、「石火矢」は「国崩し」としても知られる仏狼機砲(波羅漢とも)などのことで、九州地方に多く見られる表現


「【決定版】図説・日本武器集成」より引用

だそうです。仏狼機(フランキ)砲も落乱にも登場しましたね。たしか去年?にアニメでフランキ砲の話を再放送していたと思います。ドクタケが船戦のために用意したフランキ砲の弾薬(カートリッジ)をしんべヱが大木先生の指示でぶっ壊して・・・。フランキ砲は威力が低いため、時代が進んで船の装甲が頑丈になってくると使われなくなったとか。こんなに面白いテーマの授業だったのに、先生の字が汚くていまいち理解できなかったんだよなぁ。同じテーマでもっと勉強したい。あ、テストでは落乱で得た知識が大いに役立ちました。尼子先生ありがとう!私も尼子先生みたいに武器の収集がしたい。火縄銃が欲しい。