「忍術学園全員出動!!の段」見てきました
すごく面白かった！ です。
笑えて、和んで、ドキドキして、ちょっと感動できて、すべてのキャラが生き生きと輝いている映画でした。クローズアップされていないキャラも画面の端でちょろちょろ動き回っていて、目で追いきれず「目が足りないぃぃぃ！」状態でした。上映中に時たま観客席から子どもたちの笑い声が聞こえるのもなんとも良かった。来週もっかい見に行く予定ですけど、もう決めました。ＤＶＤでたら買う。それであのシーンやこのシーンをコマ送りにして物語の頭から尻まで、画面の隅から隅まで嘗めるように堪能してやるんだ！
タソガレドキ忍者隊の下からネタバレ感想です（無意味に長め）。雑渡さんマジカコイイ。
（ネタバレ感想）
- いきなり結論を言いますが、一年は組こそ正義ですね。わらわらじょろじょろなんて可愛いの･･･！先生、高学年、プロ忍のアクションシーンが非常に格好良かったんですけど、乱太郎もすごく格好良かったのが何より良かった。伊作が足に巻いてくれた頭巾の布きれを頭にきっと結び、「みんなのケガは私が治す！」と委員長の遺志（←）を継いで見事保健委員長代理を勤め上げた乱太郎。立派な主人公でした。正義！
他の一はの面々の天使っぷりも半端ない･･･喜三太の「はにゃ？」の破壊力も･･･。ぷくぷくしんべヱに和んでたらなんかとてつもない化け物が出現して爆笑。あとしんべヱのほっぺたを突いたり揉んだりして楽しそうな団蔵と金吾ときり丸、母ちゃんのおっぱいでも思い出していたんだろうか。
- 予告編で騒がれていた伊作の例のカットな無し。釣りでした(笑)サービスシーンはむしろ曲時様にたっぷり用意されておりました。フンチラに生着替え、更には全裸でナメクジプレイという強烈なプレイまで。落乱ってマニアックなのがよく出てきますね。*1伊作は個人的には出家姿のが好きなんだけどなー、なんで行者になったんだろ。
- 雑渡さん激シヴ。忍術学園の謀略でタソガレドキに生じた不利益（ドクタケの行軍）も抜かりなくフォローしてたし、強いだけでない抜け目のなさを見ました。これぞ「くせ者」ってキャラだなぁ。ラスト「ＺＡＴＴＯＫＯＮＮＡＭＯ〜Ｎ★」って言ってるの誰？(笑)
- この映画、かなり真っ当な戦国ものだと思うんです。ストーリーもシビアですし、確かな時代考証の上に練られた世界だからこその含蓄が感じられました。たとえば、終盤で乱太郎の手当てを受けたタソガレドキの足軽がぽつりと呟く台詞から、彼は本当は農民であるらしいことが窺える。農民も老人も少年も戦に駆り出されていた、中世の戦の影の部分が垣間見えます。
- アクションシーンの緊迫感がマジでモノホンの忍者アニメでびっくりしました。めちゃくちゃ格好良かった。個人的に盛り上がったのが、園田村で文次郎＆長次＆小平太が雑渡さんを追うシーン。鬼カッコ良かった！！何じゃあいつら惚れるわ！！小平太の合図の手の動き反則文次郎のがんどう*2ドキッとする長次の縄標さばき見惚れる。素晴らしきスリーマンセル。園田村の砲撃も凄かったなー。
- 映画前作で素晴らしく格好良いヒーローだった利吉さんが、なんかはしゃいでました。父上にデレてもツンで返されるわ渾身のギャグ「かくかくしかじか」はことごとくスルーされるわ、スベりまくりです。しかしその格好良さが揺らぐことはないのでした。
- 鉢屋がまるで自重してませんでした。雷蔵のこと大好きすぎて若干きもいぜ！（褒め言葉）
- 仙蔵の髪に対する作画の執念が期待通り尋常じゃなくて、サラサラサラサラよく動いてました。そしてこの人はやっぱり良い先輩だなぁと改めて思った。さり気なく厳禁ネタも仕込まれててニヤリ。「臼砲の撃ち方」がまさかのミュージカル仕様で美声も披露。長次に強制終了させられたけど。というか、長次さんが怒鳴りましたえ･･･！
- 保健委員が綾部の掘ったタコ壷の犠牲に。敵は身内にいたのだった。あとで綾部は文次郎に殴られてたけど、なんかすっきりしました。原作でもアニメでも綾部は誰にも叱られないのかなと気になってたので。
- 「いけどんアターッ･･･あたあああああああ！！」って小平太の骨折の原因それかよ！そんなことだろうと思ったけど！おばか愛しい！救護所で手当てを受けるとすぐ「乱太郎ありがとう！行ってくる！」とスポーツ選手のような爽やかさで元気に前線へ走っていきました。好き。
- 終盤で伝子さんキター！ずっと待ってた甲斐がありましたまるで期待を裏切りません。タソガレドキの陣内の場面、原作学園長の抜け目なさとか食えない感じが好きなので、それが見られて良かった。学園長はやはり大物なのである。あと小松田さんマジサイドワインダー。
この映画の魅力を書ききることは到底不可能です。他にも好きなシーンとか笑ったシーンは山ほどあるんですが、きりがないのでこの辺にしておきます。この映画を見ることができて幸せです。
