「さらば宇宙戦艦ヤマト」感想

1週間前くらいに観たのですが感想書くタイミングを失っていました。
以下、反転します。↓↓
普通に感動した。地球を守る最後の砦たるヤマトが彗星帝国の集中砲火を浴び破壊され傷だらけになっていく姿を見ると、年甲斐もなく「やめてくれー!私のヤマトが!!」と叫ばずにいられませんでした(なんだこの大人)。そう、ヤマトはみんなのヤマトなんだよ!日本人だけじゃない地球の人々にとって最後の希望の光なんだよ!でも、雪もデスラーも土方館長も斎藤も真田さんも佐渡先生もミーちゃん(!)も、死闘の中でみんな死んでいってしまう。あまりに悲痛で辛かった。それでも、やはりヤマトは地球を救ってくれました。
宇宙戦艦ヤマト』という作品を考えた人は本当に天才だと思います。モデルとなった戦艦大和は、第2次大戦の終局間際、日本の敗色濃厚ななか片道分だけの燃料を積んで決死の覚悟で出撃し、多くの命と共に海に沈みました。その戦艦”大和”が、長い時を経て地球を救うために宇宙戦艦”ヤマト”として蘇る!これだけで胸アツですが、ただ蘇っただけじゃない。「2度と帰らない」と出撃していった大和が、今度は地球を救うために「必ずここへ帰ってくる」と固く誓って、イスカンダルを目指し宇宙へ旅立ってゆくのです。そして、長い長い旅の末にヤマトは本当に地球へ帰って来る・・・・・ぎゃあああああなんて激アツな物語!!
ああ、それなのに・・・!ヤマトは再び地球を救ってくれました。しかし古代は最後の最後まで戦う道を選んで、再び宇宙の彼方へ消えてゆきます。それはきっと2度と戻らない航海です。息の絶えた雪に優しく語りかける古代のセリフがまた切ない。粗筋をあらかじめ知っていても涙なくして語れません。一つ言うなら、ラストの爆発音は要らない気がしました。彗星帝国が爆発したのかヤマトが爆発したのか、どちらとも取れないけど(それが狙いなんだろうけど)、何だか希望も何も残らない気がして。閃光のみの方が余韻が出た気がするなぁ。
それはともかく土方館長に惚れた。あんなナイスガイが出てくるとは不覚でした。

1週間前を思い出しながら書き散らしましたが、つい熱くなってしまいます。