買った萬画:『サイボーグ009』4巻、5巻(MFコミックス)

ついに見つけた!古本屋で!しかも初版で!2冊しか無かったけど!やったーーー!!

サイボーグ009 (4) (MFコミックス)


作者: 石ノ森章太郎
出版社/メーカー: メディアファクトリー
発売日: 2001/11
メディア: コミック


mediafactory.co.jpで詳細を見る



サイボーグ009 (5) (MFコミックス)


作者: 石ノ森章太郎
出版社/メーカー: メディアファクトリー
発売日: 2001/11
メディア: コミック


mediafactory.co.jpで詳細を見る



4巻は「放浪編」「ベトナム編」、5巻は「ベトナム編」収録。「放浪編」の"真空戦争"は初めて見る話でした。これ、後ろに載ってる"新型爆弾「雷電」"と何箇所か全く同じ絵が使われています。この2編と、3巻に収録されている"高い城の男"はコマを切り貼りして作られた話らしいですね。"高い城の男"と"真空戦争"の方が先に描かれた話なんでしょうか?我が家の秋田書店版に載ってるのは"雷電"だけだけど…。宇宙空間で平気で会話するサイボーグたちに憧れます。空気が無いから声が伝わらない(ので脳波発信機で会話)っていうのもリアルに対して誠実で良い。61ページ4コマめの009が何気にヒドイのに笑った。
さてベトナム編。これまでBG(ブラック・ゴースト)の放つ刺客に対して一方的に受身だった00ナンバー達が、初めて自らBGに戦いを挑んでゆきます。(ベトナム戦争という現実の戦争に関わったのもこれが初?)彼らが世界のために悪と戦う、いわゆる"正義のヒーロー"になったのはこのベトナム編からではないかと思います。それまでの戦いは、身に降りかかる火の粉を払うだけの、あくまで私闘だったという感じがありました。彼らにとってBGを倒すことも「自分たちのため」に過ぎないかもしれないですけど、それが「世界のため」に直結するんですよね。戦いを終わらせるために、戦う…。ああなんというパラドックス
004と007のコンビ面白いなぁ。5巻60ページ6コマめの004、「きっ」てもしかして「キショッ」って言おうとした?(笑)