アニメ銀魂 第180話「大切な荷ほど重く背負い難い」

息を呑んで見守ってました。


●最初のインパクトはコレ。松陽先生でまさかの山寺宏一さん光臨!!です。事前にネタバレで知ってたんですけど、それ見た瞬間予想外すぎて(感激しすぎて)ぽかんとなりました…。中世的な声を想像していましたが、山寺さんなら何も言うことない。だって山ちゃんだよ。銀魂にあの山ちゃんが!この作品の中の(というか銀さん・高杉・桂の中の)「松陽先生」っていう存在はもう"聖域"なイメージになってるんですけど、その存在感大な松陽先生がついにセリフ付きで登場というだけでもデカイんです。しかも声が山寺宏一さん!存在感・インパクト上乗せです。
●地雷亜@屋良有作さんの独白には聴き入りました。ほとんど呟きに近い声調子で、今にも消え入りそうで・・・沁みます。「ああ、命が消えかかっている」と思わされた。銀魂は本当に素晴らしいキャスティングをしてくれるなぁ。
●作画演出も凄かったな…。今までこのアニメに残像使ってバトるキャラなんていたでしょうか(いやいなかった)(はず)。白黒カラーの使い分けもシブかったです。これも今までなかった演出。フルカラーのアニメだと、色彩の無い白黒絵の方がむしろ鮮烈に目に焼きつくんだな…(アバン→OPのリンクさせた入り方もナイスでした)。ちょっと線が増えて劇画っぽくなるのがまた迫力。白黒画面の過去回想からそのまま地雷亜戦に場面が移るところとか、過去を引き摺って闘ってる銀さんの心情が伝わってくる。幼少銀さんが松陽先生に負ぶわれて歩いてる場面からスッと世界が色づくところもイイですね。神楽の傘回みたい。
●今回の銀さんは思いっきり私憤で闘ってる様子でした。月詠をかばってはいるけど、実は月詠のために闘ってる訳じゃない。月詠の境遇に自分を重ねて、私憤に駆られて感情を剥き出しにしている。怒りに身を任せると見えるものも見えなくなるので危険。なんか銀さんの危うさを見た気がするなぁ。銀さんも全部を解かっているわけじゃないようですしね。
●次回はエピローグ。