『燃えよペン』 感想

すべてのマンガ家がこうだと思いたい！

燃えよペン (サンデーGXコミックス)

『吼えろペン』の前身？にあたる作品。今から２０年も前に描かれてるのかー。主人公は同じ炎尾燃だけど、作品の方向性やスタンスが違うので「同一線上のものとは思わずに別物として」とあとがきには書かれています。読んでみて具体的にどう違ったかと言うとですね、炎尾先生が過激ですね！やることが過激！魂が燃えてるどころかホントに火ィついてた！なんとなく初期のこち亀を髣髴とさせましたよ。いや似てはないんですけど、勢いあってはっちゃけててキャラが突然ものすごいことするノリにちょっと通じるものがあるかなと思いました。かと思えば吼えペンシリーズに受け継がれている楽屋裏の要素もある。集中線の話などはほぼそのままネタにされてますね。「これ実話？」みたいな話ではうかつ賢二とのバトルとか（吼えペンでは殆ど出番の無かったうかつが炎尾先生のライバルポジでこんなに大活躍していたとは！）。あと過去作のアニメ化か。*1巻末の「熱血マンガテクニック講座」は面白いうえ非常にためになりました！正直なところ本編より好きだ！（←）「熱血マンガ家十訓」はいつも部屋に貼っておきたい。*2
余談。本屋に行ったらこのサンデーＧＸコミックス版のほかにもう１冊大きい版のものがあって、どちらを買うべきか迷いました。ちょっと考えて、「両方買えば良いか！今は財布に余裕が無いからこっちの安い方を買っていくが、いずれはこっちの版も買う！」と結論。他にも欲しい本が大量にあるのに、「その時」はいつになったら来るのやら。

関連作品

燃えよペン (バンブー・コミックス)

*1:私はこれで『炎の転校生』のアニメーションの存在を知りました。しかも制作ＧＡＩＮＡＸだと…！ウィキぺディアを見たらキャストも関俊さん玄田さん速水さん日高さんとかステキな人ばかり。

*2:マンガ家を目指している訳ではないけれど。