009は哲学

レポートぜんぶ終わったー!\(^0^)/あとはテストだ
私は試験とかレポートとか割と好きなのですけれど
倫理のレポートが「宗教と倫理をテーマに自由に論じなさい」などという途轍もなく漠然とした指示で困りました。
こんなふわっとした指示しか出さないってことは好き放題書いちゃって良いんだね?ホントに良いんだね?
というわけで
サイボーグ009』について延々と語り倒してやりました。(後悔も反省もしていない。)
宗教がテーマならエヴァでも良いんですけどあんな難解なものを語れるほどの力量は持ち合わせておりませんで
その点009はテーマが直球明快!かつ深い!ということで最適の題材でありました。
”天使編”や”神々との闘い編”が聖書のノアの方舟やソドムとゴモラの神話をモチーフにしているのは明らかだと思うんですけど、サイボーグという「科学」の象徴的存在が「神」「造物主」と名乗る未知の生命体に反抗するという構図はかつてヨーロッパにおいて科学が神学を凌駕した時代の再現であり科学によって正体を解きほぐされていった「神」がやがて死を迎える物語なのではないだろうか
とか無茶苦茶な事を書きました。
我々は何をもって善悪の判断をしているのか?判断基準は何なのか?
そこで機能するのが宗教なんですよね。神こそが”善”であり、神に逆らう者が”悪”という世界。
サイボーグ達は人類を滅ぼそうとする「神」に反抗する道を選びました。
キリスト教やらの信仰の世界ではそれは「悪」になります。
けれどサイボーグ達は自分たちの生きる権利を主張して、自らの正義を信じて戦う決意をします。
信仰する宗教を持たない人の多い日本人は大方がそうだと思うのですが、善悪の基準は外(宗教)ではなく、自分の中に在るんです。
だから、善悪の判断や価値観や倫理観は万人バラバラ。
それはある意味とても恐いことでは、思います。
だってみんながバラバラの判断基準で動いたら間違いなく諍いが起きるでしょ
この世の全ての人が同じ価値観を持っていたら争いなんて無くなりそうな気がしません?
ああ、そのために布教活動ということをするのか今理解した。
理解はしたが宗教とはなるべく疎遠に暮らしたいと思う 学問としては面白いんですけどね。
・・・と、そんな趣旨です。あとは「宗教とファンクラブって実は似てるよね」みたいな全然違う話を(笑)
締め切り前日徹夜して一晩で書いたので、思い返すと語り足らない箇所だらけで猛烈に手直ししたいんですけどもう提出しちゃったのでどうしょうもない。
大丈夫先生もきっと分かってくれるさ、私がいかに009が好きかというかとを!



今1番生き返って欲しい人は石ノ森先生です。009を完結させて!神々との闘いの決着を読ませて――!