アニメ銀魂 第201話「人類みなサンタ」(最終回)

毎回放送コードスレスレのネタでPTAにも業界にも喧嘩を売り視聴者を煽りながらも常に一定水準以上のクオリティとテンションを保ち続け、「決める時は決める」痛快さで4年間我々を楽しませてくれたこの傑作アニメもついに最終回。ところがこのアニメはどこまでもマイペースで、いかにも最終回らしい特別な内容でも何でもありませんでした。しんみりした空気など微塵も感じさせず、まったくいつも通りのバカで下品でカオスな内容でした。来週もまだ続いてるんじゃないの?と思わせられるような、本当にいつも通りの『銀魂』でした。シメの「最終回」ってセリフもなんだか取って付けた感満載だし…。
だからこれは、「さようなら」ではなく「またね」というメッセージなのだと受け取りたい。彼らはきっと帰ってくる。根拠はありません。けど確信がある。これまで「大人の言い訳」で散々視聴者を翻弄してきたこのアニメでも、今回の「一旦終了」という言葉だけは本当に誠実に聞こえるのです。これだけ素晴らしいスタッフさん達に恵まれた素晴らしいアニメですもの。「水戸黄門化計画」もどこか現実的な気がしませんか?毎週の楽しみがひとつ減ってしまったことは確かですが、悲しくはありません。いやむしろまったく寂しくない。先程も言ったように「彼らは必ず帰ってくる」という確信がありますから。それに劇場版の作業が終わってないらしいから「お疲れ様」を言うのもまだ早いと思いますし。だから、ちょっと休憩してエネルギー充填してきて下さい。そしてまた会おう、我らがアニメ銀魂!!



〜最終回のあらすじ〜
「おれが サンタだ!!」 by島本先生


●OPがいきなり超早送り。本編がすごい密度だったので尺の確保のためかな?
●本編。なんというカオス。イラッと来るなー劇中劇のアメリカのコメディドラマの吹き替えみたいなノリ!皆さん上手い。単行本で空知先生が中嵜編集の差し入れに文句言っていたこともあって、ミートパイがイラッと来るものの代名詞みたいに思えてきました。美味しいですよねミートパイ。演技だけど「普通の女の子」な神楽が非常に可愛かったです。こうして見ると神楽もちゃんと萌えキャラの造形してるんだよなー。それからパッチ売りの少女に献身的に振舞うパッチときめいてしまった。1本でもパッチを買って少女から保護してあげなくてはという気持ちになる。うちの弟に何しとるんじゃあな姉バカ全開のお妙さんも良かったなぁ。痴女全開のさっちゃんは完全にエロアニメの住人でした。でもギャグ的にいちばんおいしかったのは長谷川さんかも?1本足立ちで鋭くツッコミまくってた新八も素晴らしかったけど。銀さんはとことん地味でしたね、一応最終回だったのに…(笑) 話変わりますが銀さん(杉田さん)と星海坊主(速水さん)の声質がちょっと似てませんか?2人が言い争ってる場面でどっちがどっちの声か混乱するところがあって、自分の駄目絶対音感から「音感」が取れてただの「駄目絶対」になった気がしました。


●エンディングはアニメ4年目の総集編でした。4月5日からの傑作選「よりぬき銀魂さん」ですが、エリザベスの中の人によるとOPとEDが劇場版主題歌の2曲(両方ともDOES)になるそうです。映像も劇場版PRになるのかな?これも録画しなくちゃ…ってやっぱり忍たまの時間とかぶっとるー!!!うう…忍たまは6:10〜6:20だから銀魂はせめてOPとEDだけ録ればいいか…。